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パリから電車で1時間!ルーアンの必見スポット10選&おすすめモデルコース
ルーアン(Rouen)は、フランス北西部のノルマンディー(Normandie)地方に位置する歴史と文化が息づく美しい都市です。その魅力的な街並みや数々の観光スポットは、多くの旅行者を魅了しています。また、近隣にはエトルタ(Étretat)などの見どころもあり、パリ以外のフランスの魅力を存分に味わうことができます。
目次
1. ルーアンの歴史と文化
ルーアン(Rouen)は、フランス北西部のノルマンディー地方(Normandie)に位置する歴史と文化が色濃く残る都市です。その起源は古く、ローマ時代にはすでに「Rotomagus(ロトマグス)」という名で知られ、ガリア地方(現在のフランス)の重要な都市の一つでした。ローマ帝国の時代には、商業や交易の中心地として栄え、セーヌ川(Seine)の河川交通を活かした発展を遂げました。
その後、ルーアンはノルマン人の侵攻を受け、911年にはノルマンディー公国の首都となりました。この時代には、防衛のための城塞が築かれ、中世ヨーロッパの商業の中心として大きく発展しました。特に14世紀から15世紀にかけては、ゴシック建築が盛んに建設され、現在も街の至る所にその影響を見ることができます。
ルーアンといえば、やはりジャンヌ・ダルク(Jeanne d’Arc)の歴史を抜きに語ることはできません。ジャンヌ・ダルクはフランスの百年戦争(1337年~1453年)で活躍した英雄で、1429年にはオルレアンの包囲を解き、フランス王シャルル7世の戴冠を実現しました。しかし、1430年にブルゴーニュ派によって捕らえられ、イングランド軍に引き渡されます。そして翌年、ルーアンのヴィユ・マルシェ広場(Place du Vieux-Marché)で異端者として裁かれ、火刑に処されました。現在、この広場にはジャンヌ・ダルク教会(Église Jeanne-d’Arc)が建てられ、彼女の生涯を偲ぶことができます。
さらに、ルーアンは芸術とも深い関わりを持つ街です。印象派の巨匠クロード・モネ(Claude Monet)は、ルーアン大聖堂(Cathédrale Notre-Dame de Rouen)を題材にした連作を制作しました。モネは異なる時間帯や天候の変化による光の移ろいを描き、同じ大聖堂でも異なる表情を持つことを表現しました。このシリーズは、印象派の傑作の一つとして評価され、現在も世界中の美術館で展示されています。
このように、ルーアンは長い歴史の中で政治・宗教・文化・芸術の中心地として栄えた都市です。街を歩けば、中世の名残を感じる建物や石畳の道、セーヌ川沿いの美しい景色に出会うことができるでしょう。訪れるだけで、タイムスリップしたような感覚に浸れるのがルーアンの大きな魅力です。
2. ルーアンへのアクセス

ルーアンはフランス北西部のノルマンディー地方に位置し、パリ以外の観光地としても人気が高い都市です。アクセスも非常に便利で、パリのサン・ラザール駅(Gare Saint-Lazare)から急行列車(TER)を利用すれば、約1時間10分で到着します。電車の本数も比較的多く、日帰り旅行にも最適です。ルーアン駅(Gare de Rouen Rive Droite)に到着後、旧市街までは徒歩10~15分程度で行けるため、観光しやすい立地となっています。
バスや車でのアクセスも可能です。パリのポルト・マイヨ(Porte Maillot)やベルシー(Bercy)などのバスターミナルから長距離バスが運行しており、料金が比較的安いため、節約旅行をしたい方にはおすすめです。また、車で移動する場合はパリからA13高速道路を利用し、約1時間30分~2時間で到着します。途中でジヴェルニー(Giverny)やヴェルノン(Vernon)といった美しい村を訪れるのもおすすめです。
ルーアンはフランス国内の他の主要都市からのアクセスも良好で、ノルマンディー地方の他の観光スポットへの移動拠点としても便利です。例えば、ル・アーヴル(Le Havre)やエトルタ(Étretat)、オンフルール(Honfleur)へも車で1時間半ほどで行くことができます。ノルマンディー地方を巡る旅行を計画している方にとって、ルーアンは絶好のスタート地点となるでしょう。
3. ルーアンの主要な観光スポット
ルーアンは、歴史と文化が息づく魅力的な街で、多くの見どころがあります。中世の雰囲気を感じられる建造物や、美しいゴシック様式の建築が街の至る所に点在しています。また、フランスの英雄にまつわる歴史的なスポットや、印象派の巨匠が描いた名所もあり、芸術や歴史好きにはたまらない場所です。セーヌ川沿いの風景や賑やかな広場も散策にぴったりで、訪れる人を飽きさせません。
ルーアン大聖堂(Cathédrale Notre-Dame de Rouen)
ルーアン大聖堂は、フランス・ゴシック建築を代表する壮麗な大聖堂であり、ルーアンのシンボル的存在です。その起源は4世紀にまで遡り、現在の姿になったのは12世紀から16世紀にかけてのことです。151メートルもの高さを誇る塔は、フランス国内の大聖堂の中でも最も高いものの一つであり、遠くからでもその威厳を感じることができます。
大聖堂のファサード(正面)は、精緻なゴシック様式の彫刻で装飾され、繊細なデザインが特徴です。その美しさは、印象派の巨匠クロード・モネ(Claude Monet)を魅了し、彼は異なる時間帯や天候の下でこの大聖堂を描いた連作「ルーアン大聖堂シリーズ」を制作しました。これらの作品は現在、オルセー美術館(パリ)やメトロポリタン美術館(ニューヨーク)など、世界各地で見ることができます。
大聖堂内部も見どころが多く、美しいステンドグラスが目を引きます。特に13世紀から16世紀にかけて制作されたステンドグラスは、鮮やかな色彩と繊細なデザインが特徴で、神秘的な光が差し込む幻想的な空間を作り出しています。また、内部にはノルマンディー公国の歴代公爵や、イングランド王リチャード1世(獅子心王)の心臓が埋葬されていることで知られています。
この壮大なルーアン大聖堂は、昼夜を問わず訪れる価値のある観光スポットです。特に夜になるとライトアップされ、幻想的な雰囲気が漂います。夏にはプロジェクションマッピングのショーも開催され、夜のルーアンを彩る素晴らしい光景を楽しむことができます。
大時計台(Gros-Horloge)

ルーアンの街のシンボルとして親しまれている「大時計台(Gros-Horloge)」は、14世紀末に建てられたフランス最古級の天文時計の一つです。ルーアンの旧市街の中心に位置し、アーチ型の通路の上に設置された巨大な時計盤が特徴的なランドマークとなっています。時計台の下をくぐると、中世の雰囲気を色濃く感じることができるでしょう。
この大時計台は、もともとルーアン市庁舎の鐘楼として建設され、その後1527年に現在の形に改築されました。直径約2.5メートルの大きな時計盤は、金と青の装飾が施された美しいデザインで、ルネサンス様式の華やかさを感じさせます。さらに、この時計は1本の針だけで時刻を示すという珍しい構造を持っており、分針がないため、現在でもその歴史的なデザインが保たれています。
時計の中央には、羊の装飾が施されています。これは、かつてルーアンが羊毛産業で栄えたことを象徴しており、この街の繁栄の歴史を伝える重要なモチーフとなっています。また、時計盤の下には曜日を示す小窓があり、曜日ごとに異なる神話上の神の姿が現れる仕掛けになっています。
時計台の内部は見学することができ、登るとルーアンの街並みを一望できる展望スペースがあります。特に、上から眺めるルーアン大聖堂や木組みの家々の美しい景色は必見です。夜にはライトアップされ、幻想的な雰囲気を楽しむことができます。ルーアン観光の際は、ぜひこの歴史ある時計台を訪れてみてください。

大時計台の内部は、時計の歴史や仕組みなどが紹介された博物館になっており、時計台内部が見学できます。日本語によるオーディオガイドもあります。屋上からはルーアンの旧市街を見渡すことができます。
ジャンヌ・ダルク教会(Église Jeanne-d’Arc)
ジャンヌ・ダルク教会(Église Jeanne-d’Arc)は、フランスの英雄ジャンヌ・ダルクが処刑された場所に建てられた教会で、ルーアンの歴史を象徴する重要なスポットの一つです。彼女が火刑に処されたヴィユ・マルシェ広場(Place du Vieux-Marché)に位置しており、現在も多くの人々が彼女の功績を称えるために訪れます。
この教会は、1979年に完成した比較的新しい建物であり、そのデザインは伝統的な教会建築とは一線を画す現代的なスタイルです。波打つような屋根は、まるで炎が燃え上がるような形をしており、ジャンヌ・ダルクが処刑された悲劇的な出来事を象徴しているとも言われています。教会の外観には、ノルマンディー地方の伝統的な木造の建築技術も取り入れられており、歴史と現代が融合したユニークなデザインとなっています。
教会内部には、美しいステンドグラスが設置されており、その輝きは訪れる人々を魅了します。これらのステンドグラスは、実は16世紀に建てられた旧サン・ヴァンサン教会(Saint-Vincent Church)のものを移設したものです。鮮やかな色彩と精緻な図柄が特徴で、ジャンヌ・ダルクの精神を称える荘厳な雰囲気を醸し出しています。
また、教会のすぐ隣にはジャンヌ・ダルクの記念碑があり、彼女が処刑された場所を示す石碑も設置されています。この地に立つことで、ジャンヌ・ダルクの勇敢な生涯に思いを馳せることができるでしょう。歴史好きな方はもちろん、ルーアンの文化やフランスの歴史に興味がある方にとって、ぜひ訪れてほしい場所の一つです。
サン・マクルー教会(Église Saint-Maclou)
サン・マクルー教会(Église Saint-Maclou)は、ルーアンの旧市街に位置するフランボワイヤン・ゴシック様式(Flamboyant Gothic)の代表的な建築であり、その繊細で美しい装飾は「石の宝石(Joyau de pierre)」とも称されています。フランボワイヤン様式とは、15世紀後半にフランスで発展したゴシック建築の一種で、炎のように揺らめく曲線を多用した装飾が特徴です。この教会は、ゴシック建築の中でも特に華やかで芸術的な魅力を持つ建物として知られています。
サン・マクルー教会の建設は1437年に始まり、16世紀初頭に完成しました。教会のファサード(正面)には、5つの壮麗な門が設けられ、そのうち中央の扉は特に見事な木彫りの彫刻で飾られています。これらの扉には聖書の物語を描いた装飾が施されており、当時の職人たちの卓越した技術を感じることができます。また、教会の外壁には、緻密な石細工が施され、フランボワイヤン様式特有の優雅な装飾が散りばめられています。
内部も見どころが多く、高くそびえるリブ・ヴォールト(交差リブ式天井)や美しいステンドグラスが特徴です。ステンドグラスには、中世の職人によって作られた色鮮やかなガラスがはめ込まれ、教会内部に神秘的な光をもたらします。特に、16世紀に制作されたステンドグラスは、フランス国内でも重要な文化財の一つとされています。
また、教会の背後には、「死者の回廊(Aître Saint-Maclou)」と呼ばれる不思議な空間があります。これは、14世紀に流行した黒死病(ペスト)の犠牲者を埋葬するために作られた納骨堂で、現在はルーアンの歴史的遺産の一部として一般公開されています。彫刻には、骸骨や死を象徴するモチーフが多く刻まれており、当時の疫病の恐怖や死生観を知ることができる貴重な場所です。
ルーアンの数あるゴシック建築の中でも、サン・マクルー教会はその華やかな装飾と歴史的価値の高さから、訪れる人々を魅了し続けています。細部までこだわり抜かれた建築美をじっくりと堪能できる、ルーアン観光には欠かせないスポットの一つです。
ルーアン美術館(Musée des Beaux-Arts de Rouen)
ルーアン美術館(Musée des Beaux-Arts de Rouen)は、フランスでも屈指の美術コレクションを誇る美術館の一つで、15世紀から現代までの絵画、デッサン、彫刻、工芸品など、約8,000点以上の作品を収蔵しています。ルネサンスからバロック、印象派、モダンアートまで幅広いジャンルの作品が展示されており、芸術好きにはたまらないスポットです。
この美術館は1801年に設立され、現在の建物は19世紀に建てられたものです。フランス革命の際に没収された教会の宗教画や貴族のコレクションを基に、その後も多くの名作が集められました。館内は広々としており、ゆったりと作品を鑑賞できるのも魅力の一つです。
特に有名なのが、印象派の巨匠クロード・モネ(Claude Monet)による「ルーアン大聖堂シリーズ」の一部です。モネは、ルーアン大聖堂のファサードが光によってどのように変化するかを捉えるために、異なる時間帯や天候の下で何枚もの絵を描きました。その中の数点がこの美術館に展示されており、同じ大聖堂でも異なる表情を見せるその繊細な筆致は、まさに印象派の真髄を感じさせます。
また、フランドル派やオランダ絵画のコレクションも充実しており、ルーベンス(Peter Paul Rubens)やカラヴァッジョ(Caravaggio)といった巨匠たちの作品も見ることができます。さらに、ドラクロワ(Eugène Delacroix)やジェリコー(Théodore Géricault)といったロマン主義の画家の作品も展示されており、美術史における重要な流れを一挙に楽しむことができます。
館内には、カフェやミュージアムショップも併設されており、美しいアートに囲まれながら休憩を取ることも可能です。さらに、入場無料というのも大きな魅力で、気軽に訪れることができる美術館として地元の人々にも愛されています。芸術と歴史をじっくり味わいたい方にとって、ルーアン観光では外せないスポットの一つです。
ヴィユ・マルシェ広場(Place du Vieux-Marché)
ヴィユ・マルシェ広場(Place du Vieux-Marché)は、ルーアンの旧市街に位置する歴史的にも重要な広場であり、特にジャンヌ・ダルク(Jeanne d’Arc)が1431年に火刑に処された場所として知られています。彼女は異端審問によって裁かれ、この広場で処刑されました。現在、広場の一角にはジャンヌ・ダルクの記念碑と火刑の跡を示す十字架が設置され、フランスの英雄として彼女の功績を称えています。
この広場のもう一つの象徴が、ジャンヌ・ダルク教会(Église Jeanne-d’Arc)です。1979年に建てられたこの教会は、波打つような屋根の形状が特徴的で、炎に包まれるジャンヌ・ダルクの最期を象徴しているとも言われています。教会の内部には、16世紀の旧サン・ヴァンサン教会(Saint-Vincent Church)から移設されたステンドグラスが飾られ、その美しさは訪れる人々を魅了します。
しかし、現在のヴィユ・マルシェ広場は、単に歴史的な場所というだけでなく、ルーアン随一の賑やかなエリアでもあります。広場には多くのカフェやレストラン、ショッピングスポットが立ち並び、地元の人々や観光客で常に活気に満ちています。特にノルマンディー地方の名物であるガレット(そば粉のクレープ)やシードル(リンゴ酒)を提供するレストランが多く、食事をしながら歴史を感じることができます。
また、広場の周囲には中世の木組みの家々が立ち並び、ノルマンディー地方の伝統的な街並みを楽しむことができます。夜になるとライトアップされ、昼間とは違った幻想的な雰囲気を醸し出します。歴史と現代が融合したこの広場は、ルーアン観光の際にぜひ立ち寄りたいスポットの一つです。
4. ルーアンの街歩きの楽しみ方
ルーアンの旧市街は、まるで中世の世界にタイムスリップしたかのような雰囲気を味わえるエリアです。狭い石畳の道が縦横に走り、周囲には15世紀から16世紀にかけて建てられた木組みの家々が立ち並びます。これらの家屋は、当時の建築技術を今に伝える貴重な遺産で、赤や青、緑などカラフルに彩られたファサードが特徴的です。特に、グロ・オルロージュ通り(Rue du Gros-Horloge)やエピスリー通り(Rue de l’Épicerie)では、歴史的な街並みを存分に楽しむことができます。
また、ルーアンの旧市街には多くの歴史的な建造物が点在しています。中でも、ルーアン大聖堂(Cathédrale Notre-Dame de Rouen)やサン・マクルー教会(Église Saint-Maclou)、サン・ウアン修道院教会(Abbaye Saint-Ouen)などの壮麗なゴシック建築は、圧巻の美しさを誇ります。これらの建物を巡りながら、ルーアンの歴史や文化を感じることができます。
さらに、旧市街の魅力はその街並みだけではありません。ルーアンはセーヌ川(Seine)沿いの美しい風景を楽しめる都市でもあります。川沿いには広々とした遊歩道が整備されており、のんびりと散策しながらルーアンの風情を味わうことができます。特に、夕暮れ時には川面に映る街の灯りがロマンチックな雰囲気を演出し、デートスポットとしても人気があります。
また、街歩きの途中で立ち寄りたいのが、旧市街に点在するカフェやレストランです。ルーアンは、ノルマンディー地方ならではのグルメが楽しめる街でもあります。そば粉のクレープ「ガレット(Galette)」や、リンゴのお酒「シードル(Cidre)」を提供するカフェが多く、観光の合間に一息つくのにぴったりです。さらに、フランス名物のクロックムッシュ(Croque-Monsieur)やヌーシャテルチーズ(Neufchâtel)を使った料理も味わえます。
旧市街の散策は、朝から夜まで異なる表情を楽しめるのも魅力の一つです。日中は歴史的な建築をじっくり堪能し、夕方はセーヌ川沿いを歩いてロマンチックな景色を眺め、夜にはライトアップされたルーアン大聖堂を眺めながらカフェでのんびりと過ごす。そんな贅沢な時間を味わえるのが、この街の素晴らしさです。
ルーアンを訪れた際には、ぜひ旧市街を歩いて中世のフランスの雰囲気に浸りながら、美しい街並みとグルメを存分に堪能してみてください。
おすすめモデルコース(約3~4時間(カフェ・ランチ休憩を含めると半日)
| 所要時間 | 約3~4時間(カフェ・ランチ休憩を含めると半日) |
| 歩行距離 | 約3~4km(ほぼ平坦で歩きやすい) |
| スタート地点 | ルーアン駅 (Gare de Rouen Rive Droite) |
| ゴール地点 | セーヌ川沿い |
ルーアン半日モデルコースを見る
1. ルーアン駅 – 旅のスタート (Gare de Rouen Rive Droite)
ルーアンの旅は、パリやノルマンディー地方からのアクセスが良いルーアン駅(Gare de Rouen Rive Droite)から始まります。駅舎は19世紀に建てられた美しい建築で、ここから旧市街へ向かって徒歩約10分の道のりを歩きます。
- 駅のアーチ型の屋根と美しい装飾
- 駅前の大通りを歩きながら、ルーアンの街の雰囲気を味わう
2. ルーアン大聖堂 – モネも魅了した名建築 🏰 (Cathédrale Notre-Dame de Rouen)
駅から旧市街に入ると、まず目に入るのがルーアン大聖堂。高さ151メートルの壮大なゴシック建築で、フランス国内でも最も美しい大聖堂の一つです。印象派の巨匠クロード・モネ(Claude Monet)が描いたことで有名なこの大聖堂は、朝の光を浴びると特に幻想的です。
3. グロ・オルロージュ通り(Rue du Gros-Horloge) – ルーアンのメインストリート
大聖堂を出てすぐに続くのが、ルーアンで最も賑やかな通り「グロ・オルロージュ通り(Rue du Gros-Horloge)」。ここには、14世紀末に建てられたルーアンの象徴「大時計台(Gros-Horloge)」があります。
Brasserie Paul
ルーアンで最も古くから営業している老舗のブラッスリー
4. ヴィユ・マルシェ広場 – ジャンヌ・ダルクの足跡を辿る (Place du Vieux-Marché)
通りを抜けると、ルーアンの歴史的な広場「ヴィユ・マルシェ広場(Place du Vieux-Marché)」に到着します。ここは、フランスの英雄ジャンヌ・ダルク(Jeanne d’Arc)が1431年に処刑された場所として有名です。現在は記念碑が建てられ、周囲にはカフェやレストランが並んでいます。
5. サン・マクルー教会 – 精緻なゴシック建築を鑑賞 (Église Saint-Maclou)
ランチの後は、再び旧市街の歴史を感じる散策へ。フランボワイヤン・ゴシック様式の傑作「サン・マクルー教会(Église Saint-Maclou)」は、繊細な装飾が施された美しい建築物です。
6. セーヌ川沿いの散策 – 絶景のリラックスタイム
旅の最後は、ルーアンの街を流れるセーヌ川(Seine)沿いを散策。旧市街の喧騒を離れ、のんびりとした時間を過ごすのにぴったりです。橋の上から眺めるルーアンの街並みは絶景で、特に晴れた日には素晴らしいフォトスポットとなります。
5. ルーアンの名物グルメ
ノルマンディー地方は、美食の宝庫としても知られています。ルーアンでは、以下の名物グルメをぜひお試しください。
ガレット(Galette)とシードル(Cidre)

そば粉を使ったクレープ「ガレット(Galette)」と、リンゴを発酵させたお酒「シードル(Cidre)」は、ノルマンディー地方を代表する伝統的な組み合わせです。ノルマンディーはフランスでも特に農産物が豊富な地域で、特にリンゴの栽培が盛んなため、シードルの生産地としても知られています。また、そば粉を使った料理も古くから親しまれており、ガレットはその代表的な料理のひとつです。
ガレットは、通常のクレープとは異なり、そば粉を使用しているため香ばしく、少しカリッとした食感が特徴です。甘いクレープとは異なり、ガレットはハム、チーズ、卵、キノコ、ほうれん草などの具材を包んで食べる塩味の一品として提供されます。特に定番の「ガレット・コンプレット(Galette Complète)」は、ハム、チーズ、卵を包んだシンプルながらも満足感のある味わいで、多くの人に愛されています。
そして、ガレットと相性抜群なのが、リンゴの発泡酒であるシードルです。シードルはアルコール度数が比較的低め(3〜5%程度)で、甘口(doux)から辛口(brut)までさまざまな種類があります。地元のクレープリーでは、ガレットとシードルをセットで楽しむのが一般的で、軽やかな酸味とフルーティーな香りがガレットの風味を引き立てます。
ルーアンの旧市街には、伝統的なクレープリー(Crêperie)が点在しており、本場のガレットとシードルを楽しむことができます。歴史的な街並みを眺めながら、地元の味を堪能するのは、ルーアン観光の醍醐味のひとつです。訪れた際には、ぜひこのノルマンディーの伝統の味を試してみてください。
ヌーシャテルチーズ(Neufchâtel)

ヌーシャテルチーズは、フランスのノルマンディー地方で生産される伝統的なチーズで、そのかわいらしいハート型が特徴です。12世紀から作られている歴史あるチーズで、ノルマンディー地方を代表する乳製品のひとつです。熟成が進むと表面に白いカビが生え、柔らかくなり、独特の芳醇な香りが広がります。
このチーズは、外側は白カビに覆われていますが、中はなめらかでクリーミーな食感が特徴です。コクのある味わいと、軽い塩気、ほのかな酸味のバランスが絶妙で、パンやクラッカーにのせて食べると、その風味を存分に楽しむことができます。また、リンゴやナッツと合わせると、さらに奥深い味わいになります。
ヌーシャテルチーズは、ノルマンディー地方の市場やチーズ専門店で購入することができ、ルーアンのレストランやカフェでも提供されています。シードルや白ワインとの相性も抜群で、ノルマンディーならではの味覚を楽しめる一品です。観光の際には、ぜひこの伝統的なチーズを味わってみてください。
6. ルーアンのお土産
ルーアン焼きは、フランスの伝統的な陶器で、美しい青や黄色を基調とした華やかな絵柄が特徴です。16世紀からルーアンで生産され始め、特に17世紀から18世紀にかけて発展しました。そのデザインは、フランス王室や貴族にも愛され、繊細な花模様や装飾が施された陶器は、現在でも高い人気を誇っています。お皿やカップ、花瓶などさまざまなアイテムがあり、記念品や贈り物としても喜ばれます。
ルーアンの街中には、ルーアン焼きを扱う工房やショップが点在しており、職人が手作業で作る一点ものの陶器を購入することができます。また、観光の記念に、自分で絵付けを体験できるワークショップを開催している店舗もあります。歴史ある伝統工芸品を実際に作ることで、より深くルーアンの文化を楽しめるでしょう。
また、ルーアンでは地元の食材を使ったジャムやお菓子も人気のお土産です。リンゴや洋ナシを使ったジャムは、ノルマンディー地方ならではの味わいが楽しめる一品です。さらに、バターたっぷりのサブレやカラメル風味のキャラメル菓子など、ノルマンディーならではのスイーツも充実しています。
7. ルーアンのイベントとお祭り

ルーアンでは、一年を通じて多彩なイベントが開催され、訪れる観光客にとって魅力的な体験の機会となっています。歴史や文化を感じられる祭典から、音楽やアートを楽しめるイベントまで、その種類は実に豊富です。特に、中世の街並みを背景に行われる伝統的なイベントや、地元の特産品を味わえるグルメフェスティバルは、多くの人々を惹きつけています。
また、季節ごとに趣向を凝らした催しがあり、春や夏には屋外で楽しめる賑やかなイベントが開催される一方で、冬にはクリスマスマーケットなど幻想的な雰囲気の催しもあります。これらのイベントは、地元の人々だけでなく世界中から訪れる観光客にも人気があり、ルーアンの魅力を存分に感じることができます。
アルマダ(L’Armada) 世界最大級の帆船フェスティバル
アルマダは、ルーアンで最も有名なイベントの一つで、約4年に一度開催される世界最大級の帆船フェスティバルです。フランス国内だけでなく、世界中から注目されるこのイベントには、各国を代表する歴史ある帆船や軍艦がセーヌ川沿いに集結し、その壮観な光景は圧巻です。初開催は1989年で、それ以来、ルーアンの伝統的な祭典のひとつとして定着しています。
イベント期間中、ルーアンのセーヌ川沿いには、多くの観光客や地元の人々が集まり、壮大な帆船を間近で見ることができます。訪問者は、船内の見学ツアーに参加することができ、船員たちとの交流を楽しみながら、各国の海洋文化や航海の歴史について学ぶことができます。特に、歴史的な帆船や近代的な軍艦が並ぶ光景は、普段なかなか目にすることができない貴重な機会となります。
また、イベント期間中は、ルーアンの街全体が活気に満ち、多くの屋台や飲食店が並びます。地元の特産品を味わいながら、ストリートパフォーマンスや音楽イベントを楽しむことができ、祭りの雰囲気を存分に堪能できます。夜になると、セーヌ川沿いで美しい花火が打ち上げられ、華やかなフィナーレを迎えます。この壮大な花火大会は、アルマダのハイライトの一つで、ルーアンの夜空を彩る光景は圧巻です。
アルマダは、海や船に興味がある人はもちろん、家族連れやカップルにもおすすめのイベントです。ルーアンを訪れるタイミングが合えば、ぜひこの壮大な祭典を体験してみてください。
ジャンヌ・ダルク祭(Fêtes Jeanne d’Arc)
ジャンヌ・ダルク祭は、フランスの歴史的英雄であるジャンヌ・ダルクを称えるために、毎年5月下旬から6月にかけてルーアンで開催される記念祭です。ルーアンは、彼女が1431年に異端審問を受け、火刑に処された地であり、彼女の生涯に深く関わる街のひとつです。そのため、この祭りはルーアン市民にとって特別な意味を持ち、長年にわたり受け継がれてきた伝統的な行事となっています。
祭りの期間中、街の中心部ではさまざまなイベントが開催されます。特に見どころとなるのが、歴史的な衣装をまとった人々による壮大なパレードです。ジャンヌ・ダルクが生きた中世の雰囲気を再現するため、騎士や兵士、貴族、修道士などに扮した参加者がルーアンの街を練り歩きます。歴史的な舞台衣装とともに、ジャンヌ・ダルク役の女性が白い馬に乗って行進する姿は、まるでタイムスリップしたかのような感覚を味わえます。
また、ルーアン大聖堂では、ジャンヌ・ダルクを偲ぶ特別なミサが行われ、多くの市民や観光客が参加します。さらに、ヴィユ・マルシェ広場では、彼女が裁判を受けた場面を再現する劇が上演され、当時の歴史をより深く知ることができます。その他、ルーアンの各地では講演会や展示会が開かれ、ジャンヌ・ダルクの生涯や彼女の功績について学ぶ機会が提供されます。
この祭りは、フランス史に興味がある人にとっては特に魅力的なイベントであり、ジャンヌ・ダルクの勇敢な生き様に思いを馳せながら、ルーアンの歴史と文化を存分に楽しむことができます。訪れるタイミングが合えば、ぜひこの歴史的な祭典に参加してみてください。
ルーアン・ノエル・マーケット(Marché de Noël de Rouen)
12月になると、ルーアンの街は幻想的なクリスマスムードに包まれ、街全体が華やかにライトアップされます。その中でも特に人気なのが、ヴィユ・マルシェ広場で開催されるルーアン・ノエル・マーケットです。このマーケットは、フランス国内でも特に美しいクリスマスマーケットのひとつとして知られており、多くの観光客や地元の人々が訪れます。
マーケットでは、可愛らしい木造の屋台が立ち並び、手作りのオーナメントやイルミネーションが輝きを放ちます。ここでは、クリスマスの伝統的な雑貨や工芸品、お土産を購入することができ、クリスマスツリーの装飾やノルマンディー地方ならではの陶器、工芸品などが販売されています。温かみのある雰囲気の中で、大切な人へのプレゼント選びを楽しむのも魅力のひとつです。
また、マーケットの醍醐味といえば、冬ならではの温かい飲み物や料理を味わうことです。ホットワイン(Vin chaud)は、シナモンやスパイスが効いた体を温める冬の定番ドリンクで、マーケットの屋台で気軽に楽しむことができます。さらに、ノルマンディー地方の名物料理であるチーズやバターをふんだんに使った料理や、甘いクレープ、ジンジャーブレッドなども販売されており、寒い冬でも心が温まる美味しさを堪能できます。
子ども向けのアクティビティも充実しており、サンタクロースとの記念撮影や、メリーゴーランドなどのアトラクションも楽しめます。大人から子どもまで楽しめるルーアン・ノエル・マーケットは、冬のルーアン観光のハイライトのひとつです。クリスマスの雰囲気を存分に味わいたい方にとって、訪れる価値のあるイベントといえるでしょう。
8. ルーアンから足を延ばして訪れたい観光地
ルーアンは、フランス北西部のノルマンディー地方に位置し、観光拠点としても非常に優れた立地を誇る都市です。交通の便が良く、鉄道やバス、車を利用すれば、周辺の魅力的な観光スポットへ日帰りで訪れることができます。美しい自然や歴史的な町並みを楽しめる場所が多く、セーヌ川沿いの風光明媚なエリアや、印象派の画家たちに愛された景色が広がるスポットも点在しています。
また、ノルマンディー地方は、美食の名産地としても知られており、周辺の町では地元の特産品を堪能できる市場やレストランも豊富です。歴史・自然・グルメをバランスよく楽しめるエリアに恵まれたルーアンは、フランス旅行の際にぜひ訪れたい拠点のひとつです。
エトルタ(Étretat)
ルーアンから車や電車・バスを乗り継いで約1時間半の距離にある、フランスでも指折りの絶景スポット。波の浸食によって形成された白い断崖とアーチが印象的な景色を作り出しています。特に夕日の時間帯はロマンチックで、カップルや写真好きな旅行者にも人気の場所です。
オンフルール(Honfleur)
ルーアンから約1時間半で訪れることができる、ノルマンディー地方の港町。印象派の画家たちに愛された風景が広がり、美しい港やアートギャラリー、シーフードレストランが立ち並びます。
ジヴェルニー(Giverny)
ルーアンから車で約1時間の距離にある、モネの庭で知られる美しい村。クロード・モネが晩年を過ごしたこの地には、彼が描いた「睡蓮」の池や日本庭園がそのまま残されています。芸術好きならぜひ訪れたい場所です。
9. ルーアン観光の注意点と役立つ情報
ルーアンを訪れる際には、いくつかの注意点を押さえておくと快適に過ごせます。
ルーアンはノルマンディー地方に位置しているため、比較的雨が多い地域です。特に秋から冬にかけては降水量が増えるため、折り畳み傘やレインコートを持参すると安心です。
ルーアンは一年を通じて観光客が訪れる街ですが、特に春(4月~6月)と秋(9月~10月)が過ごしやすい時期です。夏(7月~8月)は気温が上がりますが、フランス国内外からの観光客が増えるため、事前に宿泊施設を予約するのがおすすめです。
フランス語のフレーズを覚えておくと便利
ルーアンはフランスの中でも歴史が深い街であり、観光地では英語が通じることもありますが、レストランやカフェ、小さな商店ではフランス語のみで対応されることが多いです。特に、地元の人々が集まる市場や個人経営のショップでは、英語が通じにくい場面もあるため、旅行をより快適に楽しむためには、簡単なフランス語の挨拶や注文フレーズを覚えておくと安心です。
フランスでは、店やレストランに入る際の挨拶が重要視されるため、基本的な表現を使うことでスムーズなコミュニケーションが取れるでしょう。また、メニューがフランス語のみの場所も多いため、料理の名前や食材に関する単語を少し知っておくと、注文がしやすくなります。
- Bonjour(ボンジュール)=こんにちは
- Merci(メルシー)=ありがとう
- L’addition, s’il vous plaît(ラディスィオン、シルヴプレ)=お会計をお願いします

フランスでは普通、お店やレストランに入る時は「Bonjour(ボンジュール)」と挨拶します。なので挨拶しないと、店員さんが不機嫌になるから要注意😃。
10. ルーアン観光を楽しむためのまとめ
ルーアンは、美しいゴシック建築やジャンヌ・ダルクゆかりの歴史、セーヌ川沿いの風情ある街並みが魅力の都市です。歴史と文化が息づくこの街は、観光客にとって忘れられない体験を提供してくれます。
また、年間を通じて様々なイベントが開催され、訪れる季節ごとに異なる楽しみ方ができます。フランスの歴史や芸術、グルメを存分に味わいたい方にとって、ルーアンはぴったりの旅行先です。ぜひこのガイドを参考にして、ルーアンの魅力をたっぷり満喫してください!
